概要

不具合の部位(部品名)

① 制動灯(リヤストップスイッチ)

② 電気装置(バンクアングルセンサー)

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因

① リヤストップスイッチにおいて、防水用グロメット材料の配合が不適切なため、耐久性が不足しているものがあります。そのため、オゾン劣化により当該グロメットに亀裂が発生し、スイッチ内部に雨水等が浸入してスイッチ接点部に付着すると、ブレーキペダルを踏まなくても制動灯が点灯し、最悪の場合、スイッチ接点部が導通不良となりブレーキペダルを踏んでも制動灯が点灯しないおそれがあります。

改善箇所説明図

② 転倒時にエンジンを停止させる装置(バンクアングルセンサー)において、当該センサーホルダー部の成形作業および金型管理が不適切なため、ホルダーのシール性が不足しているものがあります。そのため、雨中走行等によりセンサー内部に水が浸入すると、センサー内部の基板回路が短絡し、転倒状態と誤検知して、走行中にエンジンが停止するおそれがあります。

改善箇所説明図

改善措置の内容

① リヤストップスイッチを良品と交換します。

② バンクアングルセンサーを良品と交換します。

自動車使用者及び自動車特定整備事業者等に周知させるための措置

・使用者:ダイレクトメール等で通知します。

・自動車特定整備事業者等:日整連発行の機関誌に掲載します。 

対象範囲

車名型式通称名対象車の車台番号の範囲及び製作期間対象車の台数備 考
ホンダ2BL-NC59GB350GB350 SNC59-1000026~NC59-1017211
令和3年2月23日~令和4年10月24日
17,151①17,151②10,303
 (計1型式)(計2車種)(製作期間の全体の範囲)
令和3年2月23日~令和4年10月24日
(計17,151台) 
  • ※対象範囲の一部には、改修対象ではない車両も含まれています。